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レース報告

2024.09.29

RaceReport JPT南魚沼ロードレース

2024JBCFサイクルロードシリーズ
Jプロツアー第15戦第9回JBCF南魚沼ロードレース(経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ)
開催日:2024年9月23日(月)
2024JBCFサイクルロードシリーズ
Jプロツアー第15戦第9回JBCF南魚沼ロードレース(経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ)
開催日:2024年9月23日(月)
開催地: 三国川ダム周回コース 12km / 1 周(左回り)
距離:12km×12周(144km)

「南魚沼ロードレース」は、Jプロツアーのレースの中で最もステータスの高い「経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」としての開催。
レースレーティングは最高位の「プラチナ」に指定され、高配点のポイントが与えられることから、年間ランキングを争う上で各チーム・選手が重視する大会である。
Jプロツアーで唯一チーム対抗の団体戦が争われるレースでもあり、優勝チームには真紅の経済産業大臣旗、通称「輪翔旗」が与えられる。
ヴェロリアン松山からは、前日から引き続き鈴木譲、阿部嵩之、小坂光、桂慶浩、村上裕二郎、新加入の日野泰静に加えて新開隆人、森本凛太郎の8選手が出走。
コースは南魚沼市東部にある三国川ダムに設定された1周12km。スタート地点から約2km続く登りを経て、カーブと細かなアップダウンが連続するダム湖沿岸を駆け抜け、残り3kmからは高低差約200mを一気に下るレイアウト。サバイバルレースになることも多く、カーブが連続する区間が長いことから集団が有利とは言いづらい難コース。
ヴェロリアン松山は集団待機を選ばず積極的に逃げ集団を形成して前方でレースを展開して上位を狙う作戦。

レースは2日続けて雨の中でスタート。
1周目の下りを利用して桂選手が単独で抜け出して、2周目へ。ヴェロリアン勢は積極的に前方でのレースを展開して前半の集団分断のセレクションを避けて展開していく。
ウェットでテクニカルな路面、さらには道の脇に流れ出てくる土砂で落車が頻発する。
日野選手、桂選手も落車により脱落。
さらにこの日期待のかかった村上選手がメカニカルトラブルでストップ。
代車で走り出すも集団復帰はかなわず、リタイア。

レース半分を迎えた頃には落車や分断で集団は半分ほどになる。
ヴェロリアン松山からは鈴木選手、阿部選手、森本選手の3名が残るが、鈴木選手が前日の落車の影響により遅れてしまう。
レースは特に大きな逃げ集団などできず、ハイペースのなか、集団は人数を減らしながらレースを消化していく。

残り4周には、苦手な登りのコースに耐えてきた阿部選手がついに遅れる。集団に残るのは森本選手のみとなり、残り3周で6名の逃げ集団が形成される。森本選手は6名を追うメイン集団30名ほどに残る。

レースは、抜け出した6名からダイボール選手(ヴィクトワール広島)がさらに単独で抜け出し、圧倒的な力で逃げ切り優勝。森本選手は残り1周をメイン集団で通過し、最後の登りで遅れるも33位に入り健闘した。経済産業大臣旗、「輪翔旗」の条件であるチーム内3名以上の完走を果たしたのは4チームのみ。その中でも、上位に3選手をそろえたマトリックスパワータグが団体1位、「輪翔旗」を手に入れた。

リザルト
1位 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)
2位 佐藤 光(Team Cyclers SNELL) +1分47秒
3位 風間 翔眞(シマノレーシング)+2分18秒
…..
33位 森本 凛太郎(ヴェロリアン松山)+8m15s
DNF 阿部 嵩之(ヴェロリアン松山)
DNF 鈴木 譲(ヴェロリアン松山)
DNF 新開 隆人(ヴェロリアン松山)
DNF 小坂 光(ヴェロリアン松山)
DNF 村上 裕二郎(ヴェロリアン松山)
DNF 桂 慶浩(ヴェロリアン松山)
DNF 日野 泰静(ヴェロリアン松山)